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タイの航空宇宙エンジニアは、アメリカ航空宇宙局(NASA)のコンペティションの第2段階に参加し、将来の宇宙飛行士が長期滞在する際の食料として、タイの食の知恵であるサゴ虫を提案しました。2022年9月27日のタイ広報局が伝えています。
タイとアジアから参加した唯一の宇宙工学チームである「Keeta」は、世界でトップスコアを獲得した10チームの1つとして、カナダ宇宙局(CSA)およびメトセラ財団と共同でアメリカ航空宇宙局(NASA)が主催する国際コンテスト「ディープスペースチャレンジ(Deep Space Challenge)」の第2段階に招聘されました。
主催者は、最小限の資源しか必要とせず、廃棄物が少なく、安全で栄養価が高く、長期間の宇宙ミッションで持ち運び可能な食糧を最大限に生産する、画期的な食糧技術やシステムを求めています。
チュラボン王立アカデミー、チュラロンコン大学、ワラヤ・アロンコン・ラチャパット大学などのタイの航空宇宙エンジニアと民間団体からなる「Keeta」チームは、地球からの補給なしで最長3年の長期ミッションに対応する信頼性の高い食糧生産システムを作るために、サゴ虫などタイの食文化の強みを提案しています。
サゴ虫は人間が食べることのできるタンパク質や脂質を多く含み、農業の観点からは、限られたスペースで密閉された環境で世話をすることができる種であり、収穫も容易で長期間の持続が可能です。
「Keeta」チームは現在、次のコンペティションへの合格を目指しており、2023年初頭にはNASAチームによる審査が行われる予定です。
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