タイ内閣、砂糖入り飲料の物品税引き上げを6ヶ月間延期

タイ内閣は、国民の金銭的な負担を軽減するため、砂糖入り飲料への物品税の引き上げをさらに6ヶ月間延期しました。2022年9月23日のタイ国営メディアNNTが伝えています。

アーコム・タームピッタヤーパイシット財務大臣によると、砂糖系甘味料の増税計画を2022年10月1日から2023年3月31日に延期することを決定しました。大臣はまた、延期によってメーカーは新しい規制に適応し、レシピを調整することが可能になり、消費者に増税のコストが転嫁されるのを防ぐことができると付け加えました。

飲料に対する改正物品税の仕組みは2017年に施行され、消費者の健康のために飲料に含まれる糖分を減らすようメーカーに圧力をかけるために、飲料に対する物品税に加えて砂糖を使った甘味料に課税しました。

改正税率は4段階で段階的に引き上げられる予定でしたが、消費者に直接影響を与え、影響を受けた飲料事業者の回復を妨げる恐れがあるため、政府は予定を延期しました。