タイ疾病管理局、インフルエンザの予防接種を呼びかけ

タイ保健省疾病管理局（DDC）は、タイ国内の多くの地域で流行しているとされる季節性インフルエンザの予防接種を受けるよう呼びかけています。2022年9月18日のタイ国営メディアNNTが伝えています。

疾病管理局のオーパース・カーンカヴィンポン局長によると、マスク着用、手洗い、社会的隔離などの厳しい新型コロナウイルス対策により、近年、タイ国内での呼吸器感染症の数は減少していました。しかし、いくつかの新型コロナウイルス予防措置が緩和された結果、インフルエンザなどの呼吸器感染症が増加していることを指摘しました。

オーパース局長は、インフルエンザは幼児、高齢者、妊婦、免疫力が低下している人が最も感染しやすく、また、このウイルスに感染すると、肺炎、気管支炎、耳の感染症、副鼻腔炎など、他の健康上の合併症を引き起こす可能性があると警告しています。

タイのインフルエンザの流行は、例年6月から10月までの雨季と重なります。体の痛み、悪寒、咳、発熱、頭痛、鼻水、喉の痛み、疲労感などがインフルエンザの症状です。