タイ人女優ピンキーが詐欺、ポンジスキームのスキャンダルで拘留中

ポンジスキームとは、「出資金を集めて運用益を配当、元本は保証」などの謳い文句で資金を集める詐欺のこと。そんな詐欺のスキャンダルに、タイの有名女優の名が上がっています。

女優のピンキー・サーウィカーと母親は、Forex-3Dと呼ばれる外国為替先物投資詐欺で、一般人を欺いた疑いとコンピュータ犯罪法違反の容疑で2022年8月18日（木）、検察当局により19人のうちの1人として逮捕されました。

2人は保釈申請の保証として土地の権利証を提出しましたが、刑事裁判所は彼らが逃亡しようとする恐れがあるとしてその要求を却下。審理終了後、2人は拘置所に護送されました。

この投資詐欺は、投資家に対して最大80％のリターンを提供するというものでした。特別捜査局によると、約14,000人がこのスキームに騙されて投資し、その額は推定19億バーツにのぼったといいます。

特別捜査局は8月18日、投資会社とその首謀者とされる人物から押収した約2億3000万バーツ相当の資産を、詐欺の被害者に返還する前に、アンチ・マネー・ローンダリング・オフィスに引き渡し、安全に保管することを決定しました。資産は、車14台、土地の権利書12枚、ゴーカート11台、高価な車のナンバープレート9枚、腕時計、フィットネス器具54セット、金の装飾品など173点から成っています。

特別捜査局は、複数の投資家がForex-3Dに騙されたと苦情を申し立てたため、2019年からこの詐欺を調査しています。

ピンキー＝サーウィカー チャイデート
(PINKY-Savika Chaiyadej,พิ้งกี้-สาวิกา ไชยเดช)
  1986年6月19日生まれ

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