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インスタント麺メーカー5社は、生産コストの上昇を補うため、即席めんの価格を6バーツから8バーツに値上げするという要求について、タイ商務省国内商取引局(กรมการค้าภายใน、Department of International Trade:DIT)に検討を早めるよう求めています。
「Mama」「YumYum」「Wai Wai」「Nissin」「Suesat」のインスタント麺を製造・販売するメーカー5社は、小麦やパーム油などの原材料の価格が上昇しているにもかかわらず、2008年から小売価格が調整されていないと主張しています。「YumYum」はが操業40年目にして初めて損失を被ったとのだとか。
2022年8月15日にメーカー5社が発表した共同声明では、1包あたりの製造コストがすでに1バーツ以上上昇しているため、1包あたりの価格を1バーツのみ値上げをするという妥協案は受け入れられないと述べています。
メーカー5社は、国内商取引局から価格調整の要請が再び却下された場合、価格規制のない輸出市場に重点を置き、損失リスクを減らすよう販売戦略を調整する計画を持っているとのこと。
国内商取引局の局長は、メーカーが直面している問題や、消費者に負担をかけないために小売価格を維持しようとしている事実を、同局は十分認識していると述べました。同局は、生産者がビジネスを継続でき、消費者が最も影響を受けないという原則の下、価格調整の要求を個別に検討するとしています。
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