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タイでは2021年にクラトム、2022年大麻※が麻薬カテゴリー5リストから削除され、合法になりました。さらに、マジックマッシュルームもリストから削除になる可能性があるようです。
※THC含有量が0.2%を超える大麻抽出物は麻薬リストに残りました。
タイ法務省ソムサック・テプスティン大臣は2022年8月14日、幻覚作用のあるマジックマッシュルームから鬱病治療薬を開発していることを明らかにしました。麻薬取締委員会事務局がコンケン大学協力のもとで、マジックマッシュルームの効用を研究しています。
麻薬取締委員会事務局は、コンケンの特定の地域を利用して、研究のためにマジックマッシュルームを栽培し、タイの他の地域の大学にも研究に参加するよう呼びかける予定です。
マジックマッシュルームは、以前より若い世代に人気がありますが、麻薬カテゴリー5リストに分類されており、所持や使用は違法です。しかしマジックマッシュルームには、抗鬱の効果があるサイロシビンが含まれており、鬱病やアルコール依存症、不眠症などの治療に役立つという報告が多くあるとのこと。
ソムサック大臣は、米国と英国の巨大医療企業がマジックマッシュルームに関するさらなる研究を行うために既に世界医師会に特許を登録しており、タイもそれに参加することになるだろうと付け加えました。
研究が成功すれば、クラトムと同様にマジックマッシュルームも麻薬カテゴリー5のリストから除外されるだろうとも述べています。
また、ソムサック大臣は、マジックマッシュルーム栽培で農家が収入を得ることも期待しています。生のマジックマッシュルームは1キログラムあたり500バーツ、乾燥マジックマッシュルームは1キログラムあたり5,000バーツを稼ぐことができるとのことです。
なお、マジックマッシュルームはタイの法律ではまだ違法。販売者は2年から15年の禁固と20万から150万バーツの罰金に直面する可能性があります。使用者は1年以下の禁固か2万バーツ以下の罰金、またはその両方を科される可能性があります。
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