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韓国では2022年8月8日から大雨が続き洪水が発生し、9日までに9人が死亡し、6人が行方不明になりました。ソウル市内では道路が冠水し、地下鉄にまで浸水する事態となりました。
韓国での地下鉄浸水を受けてバンコクで地下鉄を運営するタイ高速鉄道公社( Mass Rapid Transit Authority of Thailand:MRTA)は8月9日、各駅が洪水や緊急事態に対応できるように設計されているため、乗客は韓国のような浸水を心配する必要はないとの声明を発表しました。
声明でMRTAは、バンコクとソウルでは地形が大きく異なると説明。ソウルが鉄砲水に見舞われたのは、地下鉄の駅周辺が概して山裾の傾斜地であるのためで、対してバンコクは低地に位置しているとのこと。
バンコクの地下鉄では洪水や緊急事態に対応するために、大きく分けて2つの設計をしているといいます。駅の出入り口は、バンコクでの洪水の記録レベルを上回る高さに作られており、各駅には洪水防止板が設置されていて、万が一の際には出入口が閉鎖されるようになっています。
また、必要に応じて水位を下げるために、すべての駅の出入り口前に排水ポンプを準備し、すぐに使えるようにしています。さらに、雨季には担当者が列車のトンネルや駅、壁などを定期的に点検しています。
MRTAは、過去70年間で最悪の洪水となった2011年のバンコクの例を挙げ、システムは何の影響も受けず、通常通り運行されたと述べました。
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