両替レート
|
|
タイ東部トラート県では2022年7月28日から、オートバイ乗車時にヘルメットを着用していない人々に、罰金を科す代わりに無料でヘルメットを配布する警察による取り組みがはじまりました。
トラート県警察のソムチャイ署長は、この取り組みは、オートバイ乗車時にはヘルメットを着用するという安全に対する意識を高めるキャンペーンの一環であると述べました。また、現在の厳しい経済状況により、ヘルメットを購入する余裕のない人々への支援でもあるとのこと。
トラート県は、2000個のヘルメットを配布するために予算を取りました。
ヘルメットを受け取った人は、QRコードをスキャンして、無料でもらったことを示さなければならず、罰金は科せらません。しかし、2回目にヘルメット未着用で捕まると、罰金を払わなければならなりません。
プラユット首相はこの5月、2027年までに交通事故死者数を3分の2に減らすことを目指すと発表しました。世界保健機関(WHO)によると、タイの交通事故死率は世界で9番目に高く、10万人あたり32.7人が亡くなっています。タイの2027年の目標は、この数字を10万人あたり12人にまで減らすことです。2050年には、交通事故死と重傷者をゼロにする、いわゆる「ビジョン・ゼロ(Vision Zero)」の目標を掲げています。
関連記事