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行方不明のサル痘患者は既にプーケット県外か、オーバーステイの発覚を恐れて逃走か

2022年7月22日 配信

 タイで初めてサル痘が確認されたナイジェリア人男性(27歳)の行方が分からなくなっています。警察は、男性は既にプーケットを離れていると考えているようです。



サル痘が確認された男性は、2021年10月21日に2022年1月18日までが期限の教育ビザでバンコク・スワンナプーム空港からタイに入国。11月からは、プーケット県カトゥー区パトンにあるコンドミニアムに滞在していました。滞在期限の延長は行っておらず、現在はオーバーステイ中です。

 

ナイジェリア人男性の数日の記録

7月16日、男性は、皮膚と性器の水ぶくれの治療のためにバンコク病院プーケットを訪問。宿泊施設で自己検疫をするように言われました。

7月18日、 警察がパトンのコンドミニアムを訪ねましたたが男性は不在。

7月19日、病院が男性のサル痘感染を確認。 しかし男性との連絡は不可。

7月20日、男性がパトンプリンセスホテル にいることが判明。 男性はチェックアウト手続きをせずに、午後9時ごろに白いセダンに乗って行方不明になりました。

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男性は、サル痘の症状がでる2~3週間前にはパトンの娯楽施設を訪れており、国籍・身元不明の女性と危険なセックスをしたと伝えられています。また1週間前にはパトンの2つの娯楽施設を訪れました。最大142人が同時にそれらの施設におり、そのうち6人が発熱や痛みの症状を示しましたが、サル痘ウイルスは検出されていません。

 

ナイジェリア人男性が逃走した理由

逃走の理由はサル痘ウイルスではなく、オーバーステイの発覚を恐れたためと考えられています。

ナイジェリア人男性の場合は1年未満のオーバーステイですが、自らのオーバーステイを入国管理局に申し出ていないため、5年間のタイ入国禁止になると思われます。

 

オーバーステイにおける入国拒否について

オーバーステイで出頭した外国人の場合
1.1 滞在許可最終日より数えて90日を超えて滞在した外国人は、王国出国後1年間は入国不可
1.2 滞在許可最終日より数えて1年を超えて滞在した外国人は、王国出国後3年間は入国不可
1.3 滞在許可最終日より数えて3年を超えて滞在した外国人は、王国出国後5年間は入国不可
1.4 滞在許可最終日より数えて5年を超えて滞在した外国人は、王国出国後10年間は入国不可

オーバーステイで逮捕された外国人の場合
2.1 滞在許可最終日より数えて1年を超えない滞在をした外国人は、王国出国後5年間は入国不可
2.2 滞在許可最終日より数えて1年を超えて滞在した外国人は、王国出国後10年間は入国不可

この法令は以下の場合には適用されない
(1)年齢が18歳になる前に王国を出国する外国人
(2)この政令が適用される前に王国を出国する外国人。

 

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