タイ国鉄、フアランポーン駅での屋外映画上映会の開催を拒否

タイ国鉄フアランポーン駅

バンコク都は2022年7月14日（木）、フアランポーンン駅で7月17日（日）に開催予定だった映画「クーカム」上映回が中止になったと発表しました。

上映会の中止は、タイ国鉄が計画を拒否したため。

タイ国鉄によると、フアランポーン駅は管轄区域であり、17日（日）は5連休最終日で、多くの乗客がフアランポーン駅を利用する可能性があるため、上映会の開催はできないとのこと。また、上映会会場の妥当性や、駅でのサービスを利用する人々の安全性を考慮すると述べ、フアランポーン駅は（新型コロナウイルスの感染の可能性が高まる）閉鎖的なエリアであるとしました。さらに、新型コロナウイルスの感染者が増加していることや、タイ国鉄が安全対策を強化していることに触れ、フアランポーン駅は上映会には適さないとの見解を示しました。

タイ国鉄の広報は、バンコク都から上映会の正式な打診は受けておらず、許可も下りていないと明かしています。

Thai PBSによると、チャッチャート・シッティパン都知事は、フアランポーン駅を選んだのは、バンコクでは長い間行われていなかった屋外映画のノスタルジックな雰囲気を感じてほしかったためと説明。また、タイ国鉄の懸念は理解しており、新しい上映会場を探す努力をすると述べました。

バンコク都は最近、バンコクをより良く変えていこうというチャッチャート・シッティパン都知事の計画の一環として、古いタイ映画を屋外上映するプログラムを開始しました。