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ラップグループRap Against DictatorshipによるMV「ปฏิรูป(パティループ <改革>)」が、デジタル経済社会省がコンピュータ犯罪法の条項に基づき禁止すべきと裁判所に申し立てた結果、YouTubeでブロックされることになりました。(2022年7月7日)
タイ人権弁護士会(Thai Lawyers for Human Rights:TLHR)によると裁判所は、首相と国王の両方を暗示していると思われる曲の歌詞が、国家安全保障に関係していることに同意。 また、平等の理念を訴えるこの曲には、わいせつな表現が多く含まれているという判決も下されました。さらに、この曲がネットユーザーから王政に関するコメントを引き出し、国民感情や国家安全保障に影響を与える可能性が高いとも指摘したとのこと。
裁判所は、「自由は他者、特に多くの人が尊敬する人物に損害を与えてはならない」として、この曲が憲法上の表現の自由に沿い、社会に有益な創作物であるという主張を退けました。
裁判所命令についてRap Against Dictatorshipは公式Facebookページで、裁判所がこの曲について「社会に有益な創作物ではない」と判断したことに最も憤慨していると記しています。
またRap Against Dictatorshipは裁判所の命令に従い、「ปฏิรูป」をYouTubeをはじめとした全ての音楽プラットフォームから削除すると述べています。
https://www.facebook.com/rapagainstdictatorship
On 7 July, Patiroob, a Rap Against Dictatorship song, was again blocked on YouTube. Court found that the song’s lyrics have a bearing on national security, and that the song, which promotes the idea of equality, was filled with obscene language. https://t.co/vPiCjU2pfA
— Prachatai English (@prachatai_en) July 9, 2022
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