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ウィサヌ・クルアガム副首相は、すべての公文書において、タイ数字を欧米諸国で使われているアラビア数字に置き換えることを拒否しました。2022年5月31日の各報道が伝えています。
オンライン署名サイトChange.org(チェンジ・ドット・オーグ)では、「ขอให้ใช้เลขอารบิกในเอกสารราชการไทย เพื่อความพัฒนาในด้านดิจิทั(タイの公文書にアラビア数字を使うよう求める デジタル技術の発展のために)」という署名活動が行われています。タイ数字の使用は、コンピューター化されたデジタル文書処理の進歩を妨げるため、適切な場所でタイ数字ではなくアラビア数字の使用を検討すべきという内容です。
この署名運動についてウィサヌ・クルアガム副首相は、タイ数字を全面的に廃止することを求めているのではなく、デジタルで編集された公文書にのみアラビア数字を使用することを求めているように感じたと述べています。これは、タイ語の数字がオンラインフォーマットでは、必ずしも読みやすいとは言えないという理由からです。
ウィサヌ・クルアガム副首相は、公文書や学校の教科書など重要書類には、タイ語が公用語であるため、タイ数字を使い続けなければならないと述べています。一方で、デジタル文書にアラビア数字を採用することは許されるかもしれないとも述べました。
なお、タイ数字をアラビア数字に変換することは、プレーク・ピブーンソンクラーム政権(1938-1944)の時に義務付けられましたが、クアン・アパイウォン政権(1947-1948)で廃止されたとのことです。
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