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Facebookで外国語のページを見る際に、とっても便利なのが自動翻訳機能。しかし、その精度は決して高いとは言えず、意味不明なこともしばしば。翻訳された文章は、参考程度に留める必要がありそうです。
2022年5月23日にタイラットのFacebookページに投稿されたのは、世界中で話題のサル痘のニュース。タイ語では「กรมควบคุมโรคประกาศตั้งศูนย์ปฏิบัติการภาวะฉุกเฉินทางสาธารณสุข เฝ้าระวัง “โรคฝีดาษลิง” หลังพบระบาดใน 15 ประเทศ พร้อมสั่งยกระดับเฝ้าระวังคนเดินทางจากพื้นที่ที่มีการระบาด」と記されています。
以上のタイ語をFacebookの自動翻訳機能を使って見てみると・・・
「疾病管理局は15カ国で発生が見つかった「猿のイケメン」に注意する公衆衛生緊急手術センターを設置すると発表した。 また、被災地からの旅行者への警戒を強めるよう指示された。」
「猿のイケメン」に注意?まるで猿界でハンサムな猿が結婚詐欺でもしているかのように思えてしまいます。
同じ文章をグーグル翻訳を使って見てみると・・・
「疾病管理局は、15か国で「天然痘」が発見された後、「天然痘」を監視するための公衆衛生緊急オペレーションセンターの設立を発表し、発生地域から旅行する人々の監視を強化するよう命じました。」
「サル痘」が「天然痘」になっていますが、理解はできます。つまりタイ保健省疾病管理局が、サル痘の緊急対策センターを設置したというニュースでした。
どうやらFacebookの自動翻訳では、「โรคฝีดาษลิง(ロークピーダーリン)」は本来「サル痘」という意味なのを、何故か「猿のイケメン」と変換してしまったようです。
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Facebookの自動翻訳の誤翻訳は非常に多く、習近平を「肥だめ」として大問題になったり、女優のアムという名を「オウム真理教」としたり、高架電車のBTSを「防弾少年団」としたりと数限りありません。2021年にはタイ王室関連でとんでもない誤訳をしてしまい、数カ月間に渡ってタイ語への自動翻訳が停止するという事態にも発展したのです。
また大きなトラブルが発生して、自動翻訳機能が停止しませんように・・・。
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