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妻の遺体と暮らして21年、バンコクの男性(72歳)が火葬を決断

2022年5月2日 配信
妻の遺体と暮らして21年、バンコクの男性(72歳)が火葬を決断

タイの火葬場のイメージ画像。記事とは関係ありまえん。

ペットカセムバンコク財団(มูลนิธิเพชรเกษม กรุงเทพ)は2022年4月29日、21年間に渡って民家に保管されていた女性の遺体を火葬する手伝いをしました。


ペットカセムバンコク財団の報告によると、バンコク・バーンケーンに住む72歳の男性より、自宅に保管している2001年に先天性疾患で亡くなった妻の遺体を、火葬を行えるように手助けをして欲しいと依頼がありました。

当時男性は、妻の死を受け入れられず、最後まで一緒にいたいという思いから、遺体を火葬せずに自宅に持ち帰りました。男性は、自分が死ぬまで遺体と一緒にいるつもりでしたが、そうすると彼女のためにきちんとした葬儀をする人がいないことに気付いたといいます。そこで男性は、ペットカセムバンコク財団に連絡をして、妻の遺体の火葬をする助けを求めたとのことです。

火葬当日、遺体が家から運び出されると、男性は「今でも一分一秒が恋しい、あなたへの愛は変わっていない」と呟いたのだとか。

なお、妻の死亡届は提出されていたため、男性は遺体隠匿の罪等には問われません。

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