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グルメガイド「ミシュランガイド」とタイ国政府観光庁(TAT)は記者会見を共催し、タイ版「ミシュランガイド」がイサーンと呼ばれるタイの東北部に対象範囲を拡大したことを発表しました。
イサーンには20県がある中、ナコンラチャシマ、ウボンラチャタニ、ウドンタニ、コンケーンの4つの地方都市が、この地域の特徴的で味わい深い料理、そして素晴らしい自然・文化遺産を代表して選ばれています。
イサーン料理は、スコータイ王朝やクメール王朝などの古代や、ラオス、ベトナム、カンボジア、中国などの近隣諸国からの文化的影響を受けた興味深い背景を持っています。この地域には、畜産に適した高原や山に畑や森があります。さらに、世界的に有名なジャスミン米やもち米など、高品質の稲作にとって重要な地域です。イサーンは内陸であるためシーフードはありませんが、この地域には淡水魚が豊富なメコン川をはじめとした多くの川があります。
ミシュランガイドのインターナショナルディレクターであるグウェンダル・ポウレンネック氏によると、ミシュランの審査員は、イサーン料理がシンプルな調理法でありながら繊細で複雑な風味を持つことに感銘を受けています。地魚を塩と米で発酵させた発酵魚[プララー]は、多くの料理やソースに使われてきた最も有名で主要な保存食材で、2012年から国の文化知恵遺産に登録されています。
なお、2018年の最初のタイ版「ミシュランガイド」と2022年版を比較すると、全体で選出されたレストランの数は126から361に増加。このうち、星付きレストランは17軒から32軒に、ビブグルマン受賞店は35軒から133軒に増加しました。対象地域も2018年版の「バンコク」から、2022年版では「バンコク、アユタヤ、チェンマイ、プーケット&パンガー」まで拡大されました。
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