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ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギーと鉄鋼価格の高騰で、タイの住宅建設費が上昇しています。2022年4月25日にタイ国営メディアNNTが伝えています。
タイ政府住宅銀行(The Government Housing Bank:GHB、ธนาคารอาคารสงเคราะห์)によると、2022年第1四半期 (1〜3月)だけで建築費が5.3%増加しました。
GHBの不動産情報センター(REIC)の局長代理によると、ロシアとウクライナは共に世界最大の鉄鋼生産国で、世界市場シェアは合わせて14%に達するため、第1四半期に鉄鋼価格は前年同期比35%上昇しました。侵攻前の2021年の段階で鉄鋼価格が上昇してきていましたが、さらなる上昇とのこと。
その他の建材も軒並み値上がりしており、木材は4.6%、コンクリートは6.8%、電子機器や配管設備は6.6%の上昇となっています。
また、土木・建築工事の報酬も増加しています。例えば、構造技術者の賃金は12%上昇。電気・通信システムの設計者と建築設計者の賃金は、前年同期比でそれぞれ7.4%と2.6%上昇しました。
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