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タイ保健省疾病管理局( Department of Disease Control:DDS)のオパス局長は2022年3月20日、タイでデング熱の流行が例年よりも深刻になる可能性があると警告しました。デング熱による死者は2021年は合計6人でしたが、2022年はすでに3人となっています。
オパス博士によると、デング熱の発生は夏より急上昇します。タイは3月2日より夏入りしており、ますます暑くなるこれからの季節は十分注意が必要です。デング熱は、ウイルスを所持する蚊に刺されることで感染するため、予防には蚊に刺されないことが重要です。
デング熱に感染すると高熱、頭痛、目や関節や筋肉の痛み、食欲不振、嘔吐、咳などの症状が出ます。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、デング熱の症状を悪化させるため、先のような症状が出た場合は非ステロイド性抗炎症薬の服用を避け、代わりにパラセタモールを服用するように呼び掛けが行われています。
また、デング熱にかかるのはほとんどが子供と青年ですが、デング熱に関連する死亡のほとんどは高齢者、慢性疾患、肥満を抱える人々です。
デング熱は、デング熱ウイルスを所持する蚊に刺されることで感染。突然高熱が出て、激しい頭痛、目や関節や筋肉の痛み、食欲不振、嘔吐、咳、皮膚の発疹などの症状があります。さらに血液循環系の機能不全、腎臓および肝臓の機能不全、さらには死に至る可能性があります。なお症状が重くなる危険性が高いのは、糖尿病、肥満、高血圧、心臓病、喘息、アルコール依存症などを持つ人々。
デング熱は、蚊に刺されなければ感染には至りませんので、屋外では虫よけを利用するなど、ご注意ください。
【蚊を発生させない予防策】
1,蚊がとどまらないように、家の周りをキレイに保つ
2,家の周りのゴミを掃除し、ゴミは黒い袋に入れて口を結び、ゴミ箱に捨てる
3,水が貯まる場所を閉じる、花瓶や鉢の水は毎週交換する
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