タイ正月に向けて高齢者へのワクチン接種を加速

2022年4月半ばのタイ正月（ソンクラーン）休暇での新型コロナウイルス感染拡大を回避するために、高齢者向けのワクチン接種キャンペーンが3月後半に開始されます。2022年3月12日のタイ国営メディアNNTが伝えています。

タイCovid-19状況管理センター（CCSA）によると高齢者への接種キャンペーンは、タイ正月に多くの人が帰省を計画しているため、高齢者の感染に関連する死亡を防ぐことが目的。60歳以上の人々にブースター接種をするように奨励しています。

タイ保健省の最新データによると、高齢者400万人、つまり全高齢者人口の31%が新型コロナウイルスワクチンを3回接種しています。

医療専門家は、新型コロナウイルスワクチンを少なくとも2回接種することで、高齢者や慢性疾患のある人の重篤な病気や死亡のリスクを大幅に減らすことができると述べています。

政府は最近、ソンクラーン期間中はロックダウンを実施せず、一般の人々や祝日を楽しむ人々にこの日を祝う時間を与えると発表しました。しかし、タイ警察は、国内での感染拡大を防ぐためには、マスク着用、手洗い、社会的距離の確保などの予防措置をしっかりと守らなければならないと強調しました。