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本サイトでも先日お伝えした、バンコクで日本人男性が金塊を盗んだとして2022年3月8日に逮捕されたというニュース。東南アジア専門ジャーナリストの泰梨沙子氏によると、逮捕された日本人男性はトラブルに巻き込まれ、窃盗犯に仕立てられた可能性があるのだと言います。日本人男性は誤認逮捕だったとして、すでに釈放されたのだとか。以下が泰梨沙子氏による事件のレポートです。
タイの首都バンコクで700万円相当の金塊を知人から盗んだとして、日本人男性が逮捕された件について、男性は誤認逮捕され、既に釈放されていたことが弁護士への取材で分かった。
男性は7日、知人のタイ人女性や通訳とともにバンコクにある金の取引店を訪問。その際に女性の隙を見て金塊を盗んだ容疑で、翌8日に逮捕されていた。
この男性の担当弁護士によると、男性はタイ人女性とこれまで10回以上、金の取引を行っていたが、2月に代金を支払って以降、しばらく女性と連絡が取れなくなっていた。
事件当日の7日、通訳とともに女性と面会したところ、トラブルが発生し、窃盗犯に仕立てられたという。
タイ人女性は弁護士に対し、地元警察に利益を供与して共謀していたことを認めている。
この事件については今週、日本の大手メディア各社が容疑者の実名入りで報道したが、フジテレビやテレビ朝日は現時点でニュースを削除している。
タイでは警察の汚職が深刻化している。汚職・腐敗を監視する国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」による各国・地域の汚職の度合いを数値化した「腐敗認識指数(2021年版)」で、タイは180カ国・地域中、110位。前年より6ランク低下した。
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