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タイ当局は、犬や猫に狂犬病が広がりやすい夏の時期の対策として、ワクチン接種キャンペーンを実施します。各報道が伝えています。
タイは3月から5月がサマーシーズンで(2022年は3月2日に夏入り)猛暑の日々が続きます。この時期は哺乳類、特に犬や猫が狂犬病に感染しやすいと言われているそうで、多くの人や動物が狂犬病により命を落としているとのこと。
そのため当局は、タイ全国でペットや他の動物へ狂犬病ワクチン接種の取り組みを開始しました。この取り組みは、狂犬病などの病気の蔓延を食い止め、狂犬病に関連したペットや人の死亡の問題を減少させることを目的としています。
( 国立感染症研究所より)
狂犬病は、狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からの侵入、および極め て稀ではあるが、濃厚なウイルスによる気道粘膜感染によって発症する人獣共通感染症である。
狂犬病はアジアでの発生が大部分で、アジア、アフリカでは狂犬病のイヌから多く感染している。また、南米では、吸血コウモリによる家畜の狂犬病が経済的な 被害を及ぼしている。北米およびヨーロッパ等ではヒトの狂犬病は少ないが、アライグマ、スカンク、キツネ、コウモリ等の野生動物の狂犬病を根絶できないで いる。
1〜2カ月である。発熱、頭痛、倦怠感、筋 痛、疲労感、食欲不振、悪心・嘔吐、咽頭痛、空咳等の感冒様症状ではじまる。咬傷部位の疼痛やその周辺の知覚異常、筋の攣縮を伴う。脳炎症状は運動過多、 興奮、不安狂躁から始まり、錯乱、幻覚、攻撃性、恐水発作等の筋痙攣を呈し、最終的には昏睡状態から呼吸停止で死にいたる。狂犬病は一度発症すれば、致死率はほぼ100%である。
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