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タイの保健機関は2022年3月4日の「世界肥満デー(World Obesity Day)」に合わせて、タイの肥満状況に関する議論を行いました。約2,000万人のタイ人がメタボリックシンドロームに苦しんでいることが明らかにされました。
タマサート大学病院のサニット・ウィチャンサワクン博士は、肥満は糖尿病、高血圧、高脂血症、心血管疾患、癌などの病気につながる可能性があると述べました。しかし肥満は治療が必要な病気であることをほとんどの患者が認識していないため、現在はこの問題への取り組みは積極的ではないとも述べました。
サニット博士は、人々は美容のために体重を減らすことを重視していると指摘し、タイの保健システムは、医師に診てもらわなくても食事をコントロールできるという理由で、肥満の治療法をまだ提供していないと付け加えました。サニット博士は、減量に成功すれば合併症を最小限に抑え、病気の治療費を下げることができると話しています。
タイNCD同盟の代表であるラダ・モースワン博士は、5歳未満の子供がかつてないほど太りすぎていると指摘しています。その結果、脚の曲がり、動作の緩慢、睡眠の質の低下、発達の問題などの関節の状態が起こります。その他の健康上の問題には、呼吸器および心血管の問題があるとのこと。肥満の子供はまた、慢性疾患で死亡す可能性が通常の子供の4倍も高いと話しています。
肥満の子供たちは、脂肪分の多い食べ物や塩辛い食べ物だけでなく、食事を調節し、甘いものを控えなければならない、とラダ博士は語りました。さらに、甘い炭酸飲料は避けるべきで、水と牛乳の摂取を奨励すべきと付け加えました。
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