タイ労働省、ウクライナから帰国のタイ人に231万バーツを支援

タイ労働省（กระทรวงแรงงาน、The Ministry of Labor）は、ロシアのウクライナ侵攻によりウクライナからタイに帰国したタイ人に、合計231万バーツの支援金を支払いました。2022年3月7日のタイ国営メディアNNTが伝えています。

タイ労働省スチャート・チョムクリン（สุชาติ ชมกลิ่น）大臣によると、同省はウクライナで働くタイ人がタイに帰国せざるを得なくなった場合の支援を行っています。雇用国での紛争、政情不安、自然災害、疫病の流行が支援の対象です。

3月5日（土）には2組61人が帰国。そのうち54人は求職者の海外就労を支援する基金の会員で、帰国後に15,000バーツの支援を受けました。3月2日以降、合計197人が帰国していて、そのうち154人は労働省から合わせて231万バーツの支援を受けました。

労働省雇用局（กรมการจัดหางาน、Department of Employment）のパイロート・チョーティカサティアン（ไพโรจน์ โชติกเสถียร）局長は、基金のメンバーの費用を賄う手段を提供することの重要性を強調しました。

基金が提供する特典は以下の通りです。

1. 外国で遺棄された場合、基金は3万バーツを提供し、帰国者の交通費、宿泊費、食費、医療費などを支援する。
2. 海外勤務中や海外勤務中に怪我をした場合、基金は最高3万バーツの医療費を負担する。
3. 怪我による契約終了の場合、基金は15,000バーツを提供する。
4. 怪我や障害の場合、基金はそれぞれ15,000バーツと3万バーツを提供する。
5. 海外での生活で問題が生じた場合、基金は交通費、宿泊費、食費、医療費などの費用として最大3万バーツを提供する。
6. 禁止されている病気にかかりタイに強制送還された場合、基金は6カ月未満の労働者には25,000バーツ、6カ月以上の労働者には15,000バーツを提供する。
7. 基金は、戦争や自然災害、疫病の被害を受けた人々に15,000バーツを提供する。
8. タイ出国前またはタイ在住中に死亡した会員の受取人には3万バーツを提供する。海外で死亡した人の受取人には4万バーツを提供し、最大4万バーツが葬儀費用に割り当てられる。
9. 海外での意図しない活動や職場での不当な扱いで起訴された会員は、弁護士費用として最高10万バーツを請求できる。