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食い逃げ僧侶、ホテルの部屋で泥酔

2022年2月17日 配信

写真はタイの僧衣のイメージです。事件とは関係ありません

「飲酒をしない」「女性に触れない」など厳しい戒律の中で生きているタイの僧侶は人々の尊敬を集めていますが、中には生臭坊主もいて度々メディアを賑わせます。


各報道によるとチョンブリ県サッタヒップのタイ警察サタヒップ署は2022年2月15日午前0時10分、飲み食いした料金を支払わない客がいるとの通報をレストランの店主から受けて出動しました。

店主によると、客はビール2箱や食べ物を注文し、料金が3,025バーツになりました。しかし客は現金の持ち合わせがないため、現金が置いてあるという客が宿泊しているホテルの部屋に店主らも一緒に行くことに。ところが部屋に入った客はドアの鍵を閉じ、二度とドアを開けることはありませんでした。そこで店主は、食い逃げとして警察に通報したのです。

ホテルに駆けつけた警察官は、ドアの鍵を開けて中へ。そこで発見したのは泥酔して寝ている僧侶でした。

実は食い逃げした客の正体はスパンブリ県出身の42歳の僧侶。服を着替えて酒を飲みに外に出て、部屋に帰って僧侶着に着替えて寝てしまったのです。また室内でビール瓶2本が発見されたのだとか。

この僧侶は僧籍を剥奪され、法的措置を受けることになります。

僧侶たちは、僧衣をまとっている限りは逮捕され得ず、寺院も家宅捜査をされ得ない。捜査令状は、僧院に対しては発せられず、僧侶に対する逮捕令状あるいは証人として呼び出す召喚令状も発せられないのである。
ソンポン・スチャリクル著「タイ法と仏教法」(訳 齋藤 洋)より

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