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タイのプラユット・ジャンオーチャー首相と日本の岸田文雄首相は2021年11月22日午後5時(日本時間)から30分間、電話での会談を行いました。日本の外務省によると、両首脳は、今後の日タイ関係についての意見交換や、北朝鮮情勢やミャンマー情勢についての話をしたとのこと。
以下に、日本の外務省の発表を転載します。
11月22日、午後5時50分から約30分間、岸田文雄内閣総理大臣は、プラユット・ジャンオーチャー・タイ王国首相兼国防大臣(H.E. Mr. Prayut Chan-o-cha, Prime Minister and Minister of Defense of the Kingdom of Thailand)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1,冒頭、岸田総理大臣から、日・タイ間の「戦略的パートナーシップ」を一層発展させ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力を強化していきたい旨述べました。これに対し、プラユット首相からは、岸田総理大臣就任への祝意が表されるとともに、岸田総理の「新しい資本主義」の考え方を賞賛する旨述べた上で、日・タイ関係の更なる進展に向けて、岸田総理大臣と緊密に連携したい旨述べました。
2,両首脳は、今後の日・タイ関係について意見交換し、岸田総理大臣からは、新型コロナ対策を含む各分野における両国間の協力の進展への期待を表明しました。これに対し、プラユット首相からは、日本からタイに対するこれまでの200万回分以上のワクチン提供を含む新型コロナ対策支援に対する謝意が表明されました。
3,首脳は地域情勢についても意見を交わし、岸田総理大臣から東シナ海・南シナ海情勢における一方的な現状変更の試みについて、強く反対する旨述べました。また、両首脳は、北朝鮮情勢についても意見交換し、拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。さらにミャンマー情勢について、岸田総理大臣から、日本はASEANの取組を後押しし、事態の打開に向けタイと一層連携したい旨述べ、両国で一層連携していくことで一致しました。
4,最後に、来年修好135周年を迎える日タイ関係と2023年に50周年を迎える日ASEAN関係を新たなステージに引き上げるべく両国で協力することで一致しました。
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