静かなる銀行強盗、脅迫状を見せて60万バーツ奪う

銀行強盗のためにドアを開ける警備員、防犯カメラの映像より

タイ警察は2021年11月12日夜、チョンブリ県パーントーンにあるバンコク銀行バーンカオ支店で、60万バーツを奪って逃走した31歳の男を逮捕しました。

事件が発生したのは11月12日午後2時半頃、容疑者はバンコク銀行バーンカオ支店を訪れ、自分の番が来ると窓口の女性行員に「私のバッグには銃が入っています。400万バーツを渡してください」と書いた脅迫状を提示。女性行員は容疑者に60万バーツを渡し、容疑者は現金をショルダーバッグに入れて逃走しました。銀行を出る際、強盗だと気付かなかったガードマンは、容疑者のためにドアを開けていました。

通報を受けた警察は、防犯カメラの映像などから容疑者の足取りを掴み、午後10時頃、バンコク発チェンマイ行きのバスの中にいた容疑者を発見し、逮捕。現金59万5千バーツと偽の銃を押収しました。

以前チョンブリ県ムアンの工業団地の工場で働いていた容疑者は、300万バーツ以上の借金を抱えており、11月10日に銀行強盗を計画したとのことです。

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