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7月には日本人が覚せい剤所持で逮捕、隔離ホテルでの窃盗や予約詐欺被害も

2021年10月19日 配信

7月には日本人が覚せい剤所持で逮捕、隔離ホテルでの窃盗や予約詐欺被害も

在タイ日本国大使館は2021年10月18日、令和3年(2021年)度第2四半期(7-9月)における海外安全対策情報を発信しました。


発信によると、この7月、日本人がアイスと呼ばれる覚せい剤の結晶を所持していて、逮捕される事案が発生しました。

また日本人が被害者となる事案も3件の届け出があったとのこと。一つは隔離ホテルでの窃盗被害。一つは隔離ホテルの予約詐欺でした。

以下に、在タイ日本国大使館からの発信を一部抜粋して転載します。

 

海外安全対策情報(令和3年度第2四半期(7-9月))

2 犯罪傾向等
(1)犯罪傾向
令和3年度第2四半期中の邦人犯罪被害として、3件の届出がありました。前四半期と比較して5件減少しました。
(2)邦人事件簿
7月において、邦人が覚醒剤(通称アイス)所持により逮捕された事案等が発生しています。
(3)その他注意事項
【窃盗事案】
日本からタイに入国した邦人が、首都バンコクにあるホテル(隔離施設)に宿泊中、部屋の一室内に蟻が発生したことから、害虫駆除作業をホテル側に依頼したところ、ホテル従業員が来訪した。駆除作業中、同室内から出るように申し向けられたことから、目を離していたところ、その後チェックアウト時に同室のクローゼット内に入れていた財布の中から日本円が盗まれていたことに気付いた。
※その他にも、スーツケースにパスポートや現金などを入れて鍵を掛け、部屋に置いたまま外出したところ、泥棒に入られ、スーツケースの鍵が壊されて金品が盗まれる事案も見られます。
貴重品は部屋に置かず、必ずホテルの貴重品入れ(セーフティボックス)に預けましょう。ただし、ホテル側の安全体制に疑問がある場合は個人で管理する必要があります。また、部屋にある金庫式の貴重品入れの場合、ホテル側がスペアの鍵を管理しているため、必ずしも安全とは言い切れません。

【詐欺事案】
日本からタイ入国にあたって、ホテル(隔離施設)を予約するために、宿泊代金を振り込んだ。しかし、ホテル側の振込先が個人名であったこと、及びその後もデポジットと称して追加の振込を督促してきたことから不審に思い、ホテル側に確認したところ、予約の事実等はなく、また予約にあたってのやりとりの途中から、ホテル側のメールアドレスが一部偽装されていることが判明した。(例:「~@hotel.~」⇒「~@hotels.~」等)
※送金に関するメールを受信した際には、送信元とされている取引先担当者や経営者層に対し、電話やFAXなどのメール以外の方法で送金内容について確認しましょう。ただし、メールに記載されている電話番号などの連絡先は偽装されている可能性がありますので、名刺や自分のアドレス帳などに載っている連絡先を使いましょう。
犯罪者はメールアカウントを乗っ取ってメールサーバへ不正アクセスし、普段のメールのやりとりを盗み見ている可能性もあります。よって、メールアカウントには複雑なパスワードを設定する、他のサイトで利用しているものと同じパスワードの使い回しをしないなどの不正アクセス対策も重要です。
○警察庁ホームページ「ビジネスメール詐欺に注意」
https://www.npa.go.jp/cyber/bec/index.html
○総務省ホームページ「フィッシング詐欺に注意」
 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/enduser/security01/05.html

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