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コロナ後に向けて株式会社JMYSとタイのTetelic社は共同で、タイに住むタイ人を対象に、訪日旅行・意識意向調査アンケートを実施し、その結果を発表しました。なお調査は、Tetelic社保有の訪日情報発信Facebook「OhHotrip.com」および、日本に興味のある会員約700名のプライベートグループ、タイ人富裕層向けメディア「HisoJapan.com」メルマガ会員を対象に、2021年8月11日から2021年8月31日に実施されました。
【調査結果まとめ】
・2022年に日本旅行に行きたい声が多い一方、コロナが収束する時期まで待つといった回答も多かった。
・行きたい場所は「大阪」「北海道」「東京」の順に高く、東北地方の地名を答える回答も目立った。
・日本での食事への関心が一番多く、「ラーメン」「寿司」を日本で食べることを期待している。
・買い物は自分用にもお土産用にも「日本のお菓子」が一番人気。
・「アニメ」や「コスプレ」といった、以前はサブカルと呼ばれていた日本カルチャーが特にタイ人から支持されている。
1. 次の日本旅行は2022年内に期待するタイ人が6割という一方、コロナ禍で旅行計画を保留している層が3割
現時点(2021年9月)で、次の日本旅行に行きたい時期を聞いた質問に対して、59%が来年2021年の訪日を期待しています。特に、桜や色々な花が見頃となる春と紅葉の季節、雪が降る冬の時期に票が集まりました。
一方、コロナが落ち着いてからという考えから旅行計画を保留しているタイ人も26%いることが分かりました。
2. 次の訪日旅行で訪れたいのは「大阪」「北海道」「東京」
一番行きたい地名として挙げられたのが「大阪」で、全回答のうち15%を占めました。次いで「北海道」が大阪に僅差で及ばず、2位となっています。
また、京都や富士山など、外国人に人気の場所が上位にランクインしたほか、少数ながらも佐渡島や田沢湖など、外国人旅行客にはあまりなじみのない地名や、十和田湖や蔵王、会津若松、乳頭温泉などの東北地方の地名を挙げるタイ人もいました。
3. 日本旅行でやりたいことは「食べ物を楽しむ」と「自然を満喫」が群を抜いて多い
次回の日本旅行では、「食」に一番期待していることが分かりました。また、雪遊びや温泉に浸かりたいといった回答も多くあり、タイではできない体験を期待している結果となっています。
4. タイ人が日本で最も食べたい料理は「ラーメン」
日本で一番食べたい料理を尋ねたところ、最多の回答となったのは「ラーメン」でした。次いで日本料理の代表とも言える「寿司」が2番目に多く、近年、日本からタイに多く進出している料理のジャンルを本場の日本でも味わいたいというニーズが多いということが分かりました。
また、訪日旅行リピーターの中には「鳥取の蟹」や「一蘭ラーメン」など、ピンポイントで食べたいものや店名を回答するタイ人もおり、一度日本で食べた味を次回訪日時に、もう一度楽しみたいという声も散見されました。
5. 買い物は自分用にもお土産用にも「日本のお菓子」がいい
訪日旅行時に買いたいものを聞いたところ、自分用にもタイで待つ家族や友人用にも「お菓子」が一番多い結果となりました。
特に、お土産用には「お菓子」と回答する割合が4割もおり、群を抜いて多く票を集めました。
さらに、自分用に買いたいものとして、「電化製品」や「日用品」など、お土産用とは区別して、タイに帰国してからも使える物品を購入したいことが多いことも分かりました。
6. 日本カルチャーで最も興味があることは「アニメ」
「アニメ」や「コスプレ」と回答した割合が2割以上いました。中にはアニメやマンガなどの作品(ガンダム、君の名は、コナン、仮面ライダーなど)を詳しく挙げるタイ人も多く、日本のアニメ文化がタイにも浸透していることが分かりました。
また、それとは対照的に「相撲」「茶道」「神社仏閣」「サムライ」「着物」も票を多く集めており、日本の伝統文化にも目を向けているタイ人も多い結果となりました。
今回の調査では、コロナ禍が収束したらすぐにでも日本旅行に行きたいタイ人が多いということが分かりました。また、行きたい場所としては定番の「大阪」や「北海道」「東京」「富士山」と並び、「東北地方」や東北地方の観光地を直接回答欄にテキストを入力して回答するタイ人も多くおり、今後、より注目されてくる地域だと弊社は考えております。
回答者の構成など、より詳細な結果はこちらからご覧いただけます → https://jmys.tokyo/thai-inbound-survey-2021/
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