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タイ文化省芸術局は2021年9月に、ペチャブーン県のシーテープ歴史公園(Sithep Historical Park)を、ユネスコ世界遺産に推薦することについての文書を、ユネスコの世界遺産センターに提出する予定です。
シーテープ歴史公園は現在、世界遺産候補地の暫定リストに入っており、政府は文化遺産としての登録を推進することを決議しました。
芸術局局長によると、同局はペッチャブーン県と協力して候補地の準備を推進中。これには、歴史公園を含む緩衝地帯の開発や町づくりの改善が含まれます。
なお約1,700年前に建設されたとされるこの古代遺産は、その文化的・歴史的意義が認められ、1935年以来、国の考古学的遺跡として登録されています。
シーテープ歴史公園
シーテープは、現在のペッチャブーン県にあたる地で、スコータイ王朝が勃興する13世紀以前に建設されたと考えられているパーサック川流域にある1,000年以上の歴史を持つ古代の町です。その遺跡を保存するために整備された総面積約4.7㎡の歴史公園は、堀に囲まれた直径約1.5kmの丸い都市、その東側に隣接するやや大きな四角い都市と、ふたつのエリアから成り、いずれも周囲を堀で固めた都市創りや敷地内に発掘・保存されているカオ・クラン・ナイと呼ばれる仏教寺院遺跡などからも、ドヴァーラヴァディー王朝の古代都市と推測されています。天国に昇る前に建てられた天使の領域で神聖であると信じられていたため、かつてこの町に住む人は誰もいなかったといわれています。・・・タイ国政府観光庁ウェブサイトより
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