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タイ人向けに日本の情報を発信する「Chill Chill Japan」を運営する株式会社アジア・インタラクション・サポートは、日本旅行に関心を持つ2,300名のタイ人を対象にした、コロナ禍での「タイ人の訪日に関する意識調査」の結果を発表しました。 調査は2021年2月08日~2021年3月15日にインターネット上で実施されました。
現時点で日本旅行の情報を必要としているかという質問に対しては92.3%のタイ人が「必要としている」と回答するなど、コロナ禍においてもタイ人が日本旅行情報を収集したいと考えていることがわかりました。
さらに現時点で必要な情報を尋ねたところ、「今は何も日本の旅行情報はいらない」と回答した数はわずか1.6%となり、代わりに「地域の観光スポット」と回答した数が23.7%と最も多くなりました。次いで、「グルメ」「宿泊」情報の回答が多く、新型コロナウィルス感染症の影響により旅行ができない現在でも、タイ人が引き続き観光地情報を求めているといえます。
・コロナ禍を経て興味が増えた体験では、「ハイキング/トレッキング」を除いて、6つの項目で興味が増えている傾向が見て取れます。中でも、「食体験/料理体験」は73.6%のタイ人が興味度が増えたと回答しています。これは海外旅行にいけないコロナ禍において、バンコクを中心に日本食レストランの人気が高まったことや、世界的な旅行トレンドとしてガストロノミーが話題になっていることも影響していると考えられます。また、タイでは近年「農泊」の関心も高まっています。コロナ前にはタイの旅行会社において秋田県など東北エリアを中心に「農泊」をテーマにした旅行商品が多く販売されていましたが、その人気はコロナ収束後も続くと考えられます。その他、「サイクリング」「レンタカー」「ウインタースポーツ」「キャンプ/グランピング」なども興味が増していることがわかります。
新型コロナウイルス感染症の収束後の訪日旅行の計画タイミングについて、タイ人の回答では「訪問国の安全宣言があってから」の回答が43.3%と一番多くなりました。次いで「入帰国時の隔離が解除されてから」が18.2%、「集団免疫を獲得してから」が17%となっています。一方で、「現在も計画している」と回答しているタイ人も12.6%となっており、コロナ禍でも日本旅行を計画・準備している方が一定数いることがわかります。
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