|
|
在タイ日本大使館は、日系企業を狙った不審な電話について、注意を呼びかけています。
不審な電話とは、日系企業に、日本の本社の代表者と名乗って電話をかけて、対応者の連絡先を聞き出そうとするもの。タイ以外の各国でも、過去に同様の事案があるとのこと。
以下に在タイ日本国大使館の情報を転載します。
今年6月下旬、タイの日系企業を狙った不審な電話があったとの報告がありました。これは、日本本社の代表名を名乗り、タイ国内に駐在する現地オフィスに日本語(カタコトである可能性もあり)で架電し、対応者の携帯電話番号を聞き出そうとするものです。改めて、本人かどうか問い詰めると、突然電話を切ったとのことであり、実際の被害等が発生したところではありませんが、今後も同様の事案が発生するおそれがありますので、注意いただくようお願いいたします。
また、香港におきましても、同様の事案は複数件発生しています。具体的には、香港法人のオフィスに電話(ネイティブではない日本語)があり、現地社員が応対したところ、日本本社の社長の名前を名乗り、「M&Aの交渉を行っているのだが、資金が不足している」、「これから言う弁護士のアドレスにメールを送ってほしい」と話してきたとのことです。この際、話し方が日本人(ネイティブ)とは異なることから偽物と判断されており、改めて本人なのか確認すると、電話が切られたとのことです。
皆様におかれましても、心当たりのない電話やメール、手紙等を受け取った場合には、鵜呑みにして、慌てて電話番号を教えたり、容易にメール等を送ったりせず、日本本社や関係部署等にも必ず確認するなど、詐欺の可能性も疑って対応頂くよう御注意ください。
なお、これら事案は過去においても各国で発生しており、今後上記に類似するような電話等を受けられました際には、本社の担当部署等に周知するとともに、当館にも御一報頂きますようお願いします。
関連記事
新着記事