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タイ王国海軍は2021年6月21日、タイ南部パッターニー県沖のロシン島近くの海底にあった、サンゴ礁を覆う放置された巨大な漁網を撤去したと発表しました。
発表によると漁網は、500平方メートルのサンゴ礁に深刻な被害を与えていました。被害の殆どはサンゴの白化でしたが、サンゴの破損や海洋生物の生息環境への影響も見られたとのことです。被害の大きい場所には、500パッチのサンゴの植え付けを行ないました。
放置された巨大な網は、水中カメラマンにより発見され6月14日にFacebookで公開されました。
今後、漁網を廃棄した漁船を特定するために、捜査が行われる予定です。
なおロシン島はトロール漁船の立ち入りが禁止されており、違反者には漁業法により10万バーツ以下の罰金か1年以下の懲役が科せられます。また、サンゴ礁に損害を与えた場合は、野生生物保護法により100万バーツ以下の罰金か10年以下の懲役が科せられます。
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