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プラユット・チャンオチャ首相兼国防相と岸信夫防衛相は、2021年5月25日午後3時(タイ時間)から約50分間のテレビ会談を行ないました。
プラユット首相兼国防相と岸防衛相は、二国間の防衛協力や地域情勢に関しての意見交換をし、両国の防衛協力・交流を更に推進していくことで一致しました。
1,両大臣は、最近の東シナ海・南シナ海を含む地域情勢について意見交換を実施しました。両大臣は、航行及び上空飛行の自由の重要性を確認するとともに、また、「インド太平洋に関するASEANアウトルック」(AOIP)が、平和と協力を促進する上で、日本の「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)と多くの本質的な原則を共有していることを再確認しました。また、両大臣は、ASEANの中心性などAOIPで謳われている原則及び国連海洋法条約(UNCLOS)を始めとする国際法の尊重を支持しました。岸大臣からは、力を背景とした一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対していくとのメッセージを、国際社会に向けて発信していくことを述べました。この文脈で、岸大臣は中国の海警法に関して深刻な懸念を表明しました。
また、岸大臣は、3月のものも含め、北朝鮮による弾道ミサイル発射は、国連安保理決議違反であり、強く非難するとともに、これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射を含め、国際社会全体にとっての深刻な課題であるとの認識を示しました。
さらにミャンマー情勢について、岸大臣は、タイの建設的な役割及び4月24日のASEANリーダーズ・ミーティングの成果を歓迎する旨述べ、両大臣は、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
2,両大臣は、二国間及び多国間の防衛協力・交流等についても意見交換を行いました。岸大臣から、多国間共同訓練「コブラ・ゴールド」への継続的な自衛隊参加受入れについて謝意を述べ、プラユット首相は自衛隊のこれまでの参加を歓迎しました。また、岸大臣から、感染症対策分野における防衛協力の一環として、先月実施された「HA/DRに関する日ASEANオンラインセミナー」を通じ、両国の感染症対策に係る経験を共有できたことを歓迎する旨述べた上で、両大臣は、防衛装備・技術協力の推進及び教育交流の継続を含め、二国間及び多国間の防衛協力・交流の発展を支持しました。
3,その上で、両大臣は、今後も、防衛当局間の緊密なコミュニケーションを継続するとともに、両国間の相互利益がある分野において防衛協力・交流を引き続き強力に推進していくことで一致しました。
【岸防衛大臣の動静】
5月25日、#岸防衛大臣 はプラユット・タイ王国首相(兼)国防大臣とテレビ会談を行いました。
両大臣は、二国間の防衛協力や地域情勢に関し意見交換を行い、両国の防衛協力・交流を更に推進していくことで一致しました。🇯🇵🇹🇭https://t.co/HRAeU3Lswx#防衛省・自衛隊 pic.twitter.com/8QQ0L9Z0a6— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) May 25, 2021
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