「タイの切り裂きジャック」と呼ばれた連続殺人犯に死刑判決

タイ東北部のコンケン裁判所は2021年4月2日、「タイの切り裂きジャック」と称された連続殺人犯であるソムキッド・プムプアンに有罪判決を下し、死刑を宣告しました。

ソムキッド・プムプアンは2005年、歌手と4人のマッサージ師を含む5人の女性を殺害したとしで有罪判決を受けて投獄されました。当初無期懲役の判決を受けましたが、女性の殺害を認めたため刑期が短縮され、2019年5月に仮釈放されました。ソムキッド・プムプアンは矯正局からは服役時、「模範囚」と言われていました。

しかし仮釈放されてから7ヶ月後、ソムキッド・プムプアンはコンケン県で51歳の女性を絞殺。女性の遺体は、首に透明な粘着テープが巻かれ、足首はスマホの充電器のケーブルで縛られた状態で自宅で発見されたといいます。

事件後ソムキッド・プムプアンは逃走していましたが、2019年12月に再び逮捕され、2021年4月2日には死刑判決が下されました。

この事件によりプラユット・チャンオチャ首相は、特に有罪判決を受けた殺人者の減刑に関するタイの規則を見直すよう法務大臣に命じています。

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