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タイのココナッツ農家が猿を使って収穫をしているのは、猿への虐待であるというのが動物愛護団体のPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)の主張。2020年7月には、PETAの報告を受けてイギリスのスーパーマーケット等では、猿が収穫したココナッツ製品のボイコットが進んでいるというニュースが広がり、タイはもちろん日本でも話題になりました。
それから4ヶ月以上が経ち、現在ではアメリカでもボイコットが広がっているようです。
PETAによると、アメリカ最大の食料品チェーンの1つであるコストコがPETAと話し合い、猿が収穫したココナッツを使っているチャオコー等の商品の取り扱い中止を決定したとのこと。さらにウォルグリーン・ブーツ・アライアンスも、アメリカのウォルグリーン9,027舗とデュエイン・リード250店舗、イギリスのブーツ2,758店舗で、チャオコーのココナッツ食品および飲料製品を販売しないことを約束し、その他も多くでチャオコー等の取り扱いを中止すると伝えています。
PETAの主張によると、ココナッツを収穫する猿は赤ちゃんの頃に誘拐され、自由を奪われた奴隷であるとのこと。一方タイの農家は、猿は一緒に暮らして働く家族であり、仲間であると反論。PETAの報告は悪い部分を切り取ったものであると批判しています。
https://www.youtube.com/watch?v=7knwuaLgUFE&feature=emb_title
Monkeys Chained, Abused for Coconut Milk: A PETA Asia Investigation
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