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「サイアム(Siam สยาม)」といえば、バンコクの若者文化やファッションの中心地であるBTSサイアム駅あたりを思い浮かべる方が多いでしょうが、ご存じの方は多いと思いますが、かつてタイは「サイアム」という国名でした。日本では「暹羅」と記され「シャム」と呼ばれていたそうです。
プレーク・ピブーンソンクラーム首相は、1939年6月24日に国名を「タイ(Thailand ไทย)」に改称することを告示。これは「サイアム」が外国人による呼称で属国の意味もあるとのことから、タイ人の国であるという概念を強調するために「タイ」としたのだとか。そして現在に至る・・・わけではありません。
1945年9月7日、タウィー・ブンヤケート首相は国名を「サイアム」に戻すことを発表。しかしそれは長く続かず、プレーク・ピブーンソンクラーム首相(第3次)が1949年5月11日、再び国名を「タイ」に戻したのです。
なおプレーク・ピブーンソンクラーム首相は、後にクーデターにより亡命生活を送り、神奈川県相模原市で亡くなっています。
<参考>
特別展示 ―国交樹立 130 年―
タイ王国大使館 ロンドン
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