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タイ保健省疾病管理局は、雨季に流行する蚊媒介感染症「チクングニア熱」について警告を行っています。
チクングニア熱は2020年に入り、65県で5725人の患者が発生。患者が最も多いのが中部で、ついで北部と東北部と続いています。県別で患者が最も多いのがチャンタブリ県で、ついでウタイタニ県、ランプーン県です。
チクングニア熱は蚊が媒介して感染することから、蚊を増やさないように家の周辺を清潔に保ち、水たまりをなくすようにタイ保健省疾病管理局が呼びかけを行っています。
チクングニア熱とは、ネッタイシマカやヒトスジシマカなどのヤブカによって媒介されるチクングニアウイルスの感染症で、通常は非致死性の発疹性熱性疾患である。
症状を示す患者の大多数 はチクングニア熱と呼ばれる急性熱性疾患の症状を呈する。発熱と関節痛は必発であり、発疹は8割程度に認められる。関節痛は四肢(遠位)に強く対称性で、 その頻度は手首、足首、指趾>膝>肘>肩の順であり、関節の炎症や腫脹を伴う場合もある。関節痛は急性症状が軽快した後も、数週間から数ヶ月にわたって続 く場合がある。その他の症状としては、全身倦怠・頭痛・筋肉痛・リンパ節腫脹である。また出血傾向(鼻出血や歯肉出血)、 結膜炎や悪心・嘔吐をきたすこともある。また、重症例では神経症状(脳症)や劇症肝炎が報告されている。
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