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日本インバウンド・メディア・コンソーシアム(JIMC)は2020年5月21日、タイ人を対象に実施した新型コロナウイルス収束後の日本旅行についての意識調査の結果を発表しました。(調査対象はタイのインターネットユーザー417名、調査日程は2020年4月23~29日の7日間)
■新型コロナウイルス収束後の旅行意欲
新型コロナウイルス収束後の国内外への旅行意欲については、約76%の人が旅行に対して積極的であることが分かりました。「ダメージが大きい観光産業支援のためにも積極的に旅行をする」との回答も約14%に上りました。
■訪日旅行意欲について
訪日旅行については約82% が前向きに捉えていることが分かりました。「口コミやマスコミ報道によって安全だと感じられたら行ってもよい」との回答が約40%に上り、口コミやメディアによる情報発信が訪日旅行者数復活のカギとなりそうです。一方で、1年以上行かないという回答が約5%と、訪日旅行への影響は皆無とは言えないものの、いたって限定的であると分かります。
「新型コロナウイルスの収束後に行きたい国」として「日本」と答えた人の割合は75%と、2位の「韓国」(7%)を大きく引き離してトップとなりました。
■新型コロナウイルス収束後の訪日旅行動向
今回の調査によって、新型コロナウイルス収束後のタイ人の訪日意欲は依然として高いことが伺えました。日本行きの日系主要航空便は6月から順次運航再開を予定しており、タイ国際航空も7月1日から再開する予定です。夏以降の訪日旅行回復が期待されます。それに対して、地方にも多く就航するLCC航空各社については、運行再開の目処が立っていない状況です。FIT旅行メインのタイ人に対しどのようにアプローチするかは、今後の課題といえます。
日本国内で行きたい地域については、東京が1位、北海道が僅差で2位となりました。もともと当該地域の人気が高いことに加え、新型コロナウイルス収束後のウィンターシーズンに向けて、北海道リゾート地の需要が高まっていると考えられます。
☆日本インバウンド・メディア・コンソーシアム(JIMC)
https://www.jimc.gr.jp/
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