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タイ気象局は2020年5月18日からの雨季入りを発表。雨季は蚊の繁殖する時期でもあり、ネッタイシマカなどの蚊が媒介するデング熱への注意が必要です。蚊に刺されなければ、デング熱の感染を防ぐことができます。
先日も本サイトで報告しましたが、2020年はデング熱患者の発生が多くなっています。(参照 デング熱にも気をつけて!2020年の患者数は既に8,746人で6人死亡 4月21日)
各報道によるとナコンラチャシマ県(コラート)では、デング熱患者が多数発生したことを受けて、デング熱の拡大を防ぐキャンペーンが始まりました。
ナコンラチャシマ県では1月から4月の間にデング熱患者が737人確認され、人口10万人当たりの患者数は27.92人でした。県内で患者数が多いのがノンタイで73人(1人死亡)、続いてノンソンでは70人、チョクチャイでは48人となっています。また年齢層別で患者数が多かったのは10~14歳で、5~9歳、15~24歳と続きます。
なおナコンラチャシマ県に続いて患者数が多いのはチャイヤプーム県で、患者数223人で人口10万人当たりでは19.57人。続いてブリラム県では患者数143人で人口10万人当たり8.98人、スリン県では患者数96人で人口10万人当たり6.87人となりました。
デング熱は、デング熱ウイルスを所持する蚊に刺されることで感染。突然高熱が出て、激しい頭痛、目や関節や筋肉の痛み、食欲不振、嘔吐、咳、皮膚の発疹などの症状があります。さらに血液循環系の機能不全、腎臓および肝臓の機能不全、さらには死に至る可能性があります。なお症状が重くなる危険性が高いのは、糖尿病、肥満、高血圧、心臓病、喘息、アルコール依存症などを持つ人々。
タイでは年間を通して感染が報告されますが、蚊が繁殖する雨季が感染が増加する時期です。
デング熱は、蚊に刺されなければ感染には至りませんので、屋外では虫よけを利用するなど、ご注意ください。
https://www.facebook.com/chiangrai.times/posts/1653415648166409
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