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現在タイでは物乞い行為は法律で禁止されていますが、それでも街中で物乞いを見かけることが度々あります。我々は物乞いをする人々は貧しく生活が苦しいからと考えるのですが、実際はビジネスとして物乞いをしている場合もあるようで・・・。
2020年1月29日現在、SNSで投稿・拡散されて話題になっている動画は、タイ中部ノンタブリ県にあるワット・ドーンサケーという寺院前で撮影されたもの。トヨタ・フォーチュナーを自ら運転して姿を現した男性は、帽子や杖によって盲目の物乞いに変装し、お金を集めだしたのです。
この件を取材したというニュースメディア・Khaosodによると、実は盲目の物乞いを装っていたこの男性は、肉屋のオーナー。息子の1人は海外留学中で、もう1人の息子は大学に就職しており、高級車であるフォーチュナーを購入できるほど、裕福だったのです。いや、盲目を装ってビジネスとして物乞いをしていたため、裕福になったのでしょうか?
なお周辺を管轄するバンヤイ警察は男性の物乞いについて調査を開始。男性が有罪になれば1000バーツ以下の罰金、または1年以下の懲役が科せられるとのことです。
タイの人々は施しを与えることで自らの得を積むことが出来ると考えるため、物乞いに金銭を与えることが少なくありません。そんなタイ人の人々の気持ちを利用して、この男性のようにビジネスとして物乞いを営む場合もあるようで、過去には物乞いを装って金を稼いでいた外国人が逮捕された例なども複数あるのです。
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