|
|
ホテル予約でおなじみのagodaのデータによると、2020年の旧正月(春節)を祝うアジアの旅行者に人気の都市は、第1位が東京、第2位がバンコク、第3位が台北であることが明らかになりました。例年はバンコクがトップだったものの、2020年はその座を東京に引き渡しています。タイからは10位にチェンマイもランクインです。
マーケット別 旧正月旅行のハイライト
中国からの多くの旅行者は日本に訪れており、東京、大阪、札幌が中国人旅行者に人気の海外旅行先トップの都市です。
今年の春節でタイからの旅行者に一番人気があるのは日本です。上位10都市のうち、8都市が日本国内となっています。
旧正月の時期、日本人旅行者は熱帯地方へと向かいます。タイのバンコク、パタヤ、チェンマイがそれぞれ1位、3位、9位で、シンガポール、セブ、ホノルルが7位、8位、10位にランクインしています。2019年に4位だったソウルは、今年は2位に上昇しました。
「ソルラル」(韓国の旧正月)を祝う韓国人旅行者にも熱帯のビーチリゾートが人気で、ニャチャン(3位、ベトナム)、ダナン(4位、ベトナム)、セブ(6位、フィリピン)、グアム(8位、ミクロネシア)、バリ(10位、インドネシア)がトップ10入りしています。
今年の旧正月でシンガポールからの旅行者に人気の国はマレーシア、インドネシア、タイで、都市別ではバタム島(インドネシア)、ジョホールバル(マレーシア)、クアラルンプール(マレーシア)がトップ3となっています。
海外で春節を祝う台湾からの旅行者は、日本に集中しています。人気の旅行先トップ10のうち、7都市が日本です。韓国のソウル(6位)と釜山(9位)も好評です。
ベトナム人旅行者は、ベトナムの旧正月「テット・グエン・ダン」(またはテト)を祝います。海外旅行に出かける人々は、活気のある国際都市バンコク(1位)、シンガポール(2位)、台北(3位)へ向かいます。
今年の旧正月で、アジア各地からの旅行者が2番目に多いマレーシアは、クアラルンプール(1位)、ゲンティンハイランド(4位)、ペナン(6位)、ジョホールバル(8位)、クチン(9位)と、インドネシア人旅行者の海外旅行先トップ10に5都市がランクインしています。
マレーシア人旅行者は近隣国のビーチリゾートとして、タイを選んでいます。人気の旅行先トップ10のうち5都市(1位ハジャイ、2位バンコク、3位クラビ、4位プーケット、10位リペ島)がタイに位置しています。
日本の旅行者におけるランキング
2020年の旧正月時期における日本人旅行者は熱帯地方に向かう傾向にあり、「微笑みの国」タイが一番人気です。タイの中では、バンコク(1位)、パタヤ(3位)、チェンマイ(9位)が今年の人気旅行先トップ10にランク入りしています。今年の日本の人気ランキングに新たに加わったのは、ショッピング、グルメ、ナイトライフで知られるフィリピンのアンヘレス/クラークです。
日本は今年、旧正月の期間中にアジアの旅行者が集まる国でもあり、中国、韓国、タイからの旅行者だけでなく、アジア全体でもトップの旅行先となっています。
関連記事