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バンコクのバイタク(オートバイタクシー)にはルールがあり、近くにバイタク乗り場がある場合、そこを通りかかったバイタクを拾うことはできません。そもそも通りかかったバイタクを呼んでも、近くの乗り場に行くように促され、停まってもくれないのです。またバイタクの営業には免許が必要で、バイタクに乗ると運転手のジャケットの背中に免許が入っているのが分かります。
そんな中でバイタク事業に参入したのが、配車アプリ・Grab。Grab Bikeというサービスを展開しています。
Grab Bikeは、“縄張り”は関係なくどこでも迎えに来てくれて、また免許を所持していない“白タク”も少なくないことから、既存のバイタク運転手たちには目の敵にされています。
SNSで拡散された動画は、バンコク・ニューペッブリー通りのインドネシア大使館前で、2019年12月10日に撮影されたもの。外国人男性が呼んだGrab Bikeを、オレンジのジャケットのバイタク運転手が攻撃し追い払います。残された外国人男性はバイタク運転手に対し、「どうなってるんだ?私が呼んだんだ」とクレーム。
ここで英語がわかるもうひとりの男性が登場。近くにいるバイタクを利用するように提案するも、Grab Bikeを追い払われた外国人男性はこう言ったのです。「私は彼ら(バイタク)を信用していない!」。
この時外国人男性によって呼ばれたGrab Bikeはおそらく白タク。ルールの中で、免許を取得して営業しているバイタクの気持ちも良く分かります。これがタクシーだと、乗車拒否やメーター不倒が横行しており「だからGrabが良い」という気持ちになりますが、バイタクによるボッタクリや乗車拒否というはなしは殆ど聞きませんし・・・。Grab Bikeは便利なことは便利なんですが・・・。
https://www.facebook.com/So.Hunter12/videos/757777668070056/?v=757777668070056
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