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2019年7月15日のSanookによると、タイではじめてのライム病患者が発生しました。
NIID国立感染症研究所などによるとライム病とは、ダニによって媒介される感染症で、感染から2~4週間後くらいに発熱、頭痛、疲労などの症状が見られるようになります。
ライム病とは
ライム病(Lyme disease またはLyme borreliosis)は、野鼠や小鳥などを保菌動物とし、野生のマダニ科マダニ属(Ixodes)のダニによって媒介される人獣共通の細菌(スピロヘータ)による感染症である。19世紀後半より欧州で報告されていた、マダニ刺咬後に見られる原因不明の神経症状(Garin‐Bujadoux 症候群、Bannwarth 症候群、Hellerstrom 病など)、1970年代以降、アメリカ北東部を中心に流行が続いている、マダニ刺咬後に見られる関節炎、および遊走性皮膚紅斑、良性リンパ球腫、慢性萎縮性肢端皮膚炎、髄膜炎、心筋炎などが、現在ではライム病の一症状であることが明らかになっている。
ライム病とは|NIID国立感染症研究所
タイではじめてのライム病患者となったのが、47歳の女性でした。女性は8日間のトルコ旅行から帰国し、17日後にライム病の症状が発生。2ヶ月間入院治療をし、発症から5ヶ月後にようやく仕事に復帰することが出来たのだとか。
欧米では年間数万人のライム病患者が発生していますが、トルコでは滅多に見られず、タイ人がトルコ旅行後にライム病が発生したという報告は、これまでありませんでした。
なお日本でも、1986年に初めてライム病患者が見つかってから、合わせて数百人の患者が発生しています。
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