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タイの若年層で梅毒感染率が急上昇、30%が避妊せず性行為

2019年5月12日 配信

タイ保健省疾病対策局(DDC)によると、タイの10代を含む若者の間で、梅毒感染率が急激に上昇しています。2018年に新規に梅毒感染者の36.9%が15〜24歳でした。



タイ保健省疾病対策局は、性感染症(STD)の治療を専門とするバンコクのバンラック病院によって運営されているFacebookページ「Bangrak STIs Centre」に掲載された報告のもとで、警告を発しています。

DDCの調査では、約30%が性交時にコンドーム着用しないとのことで、危険を伴う性行為が梅毒の完成率を上昇させており、HIV(後天性免疫不全症候群)に感染するリスクを高めています。

梅毒
梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、病名は症状にみられる赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来します。感染すると全身に様々な症状が出ます。
早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。時に無症状になりながら進行するため、治ったことを確認しないで途中で治療をやめてしまわないようにすることが重要です。また完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。
梅毒に関するQ&A|厚生労働省

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