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アジア9拠点でグローバルコンサルティングを展開するアウンコンサルティング株式会社(https://www.auncon.co.jp)は、世界13カ国を対象に、親日度とそれに関連するデータ調査を行い、2019年月23日に調査結果を発表しました。
調査した国と地域はタイ、韓国、中国、台湾、香港、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピン、アメリカ、オーストラリア、イギリス。調査期間は2019年2月1日~2019年3月29日で、各100名、18歳以上の男女にアンケートを行なっています。
■日本という国について:韓国と中国での日本嫌いの層が減少?
「日本という国が好きですか?」という質問に対して、2018年と2019年の【嫌い】【大嫌い】の割合を比較すると、韓国では28%から17%、中国では15%から7%と大幅に減少していることが分かりました。これに対して、シンガポール・ベトナム・香港では、【大好き】の割合が10%以上減少しています。
また、2018年の調査では、日本を【嫌い】【大嫌い】と回答した人の割合が0%だった国は香港・タイ・ベトナムの3カ国でしたが、2019年調査ではタイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・アーストラリアの5カ国となり、全体的に日本に対して好感を示している国が増加していることが分かりました。
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タイはなんと、大好きが75%で好きが25%。100%の人が日本が好きという、2年連続で非常に嬉しい結果になっています。タイは「親日国」というのは、タイを訪れた多くの人が感じることでしょう。
■日本人について:【大好き】が大幅に減少
「日本人が好きですか?」という質問に対して、【嫌い】【大嫌い】の割合に大きな変化はないものの、日本への高感度と同様【大好き】の回答が大幅に減少しました。特にアメリカ・シンガポール・ベトナム・香港で10%以上、シンガポールにおいては36%減少していることが分かりました。
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タイは2019年になって、大嫌いが1%となりました。残念ですが、それでも99%の人が日本人が大好き、好きと答えてくれているのは、ありがたいことです。
■日本旅行について:「言葉が通じない」「災害への不安」「交通費」に不満
「日本旅行で困ったこと・不安なこと」について調査したところ、全体的に比率が高いのは【スタッフとの会話が通じない】、【地震等の災害】、【交通費が高い】でした。特に中国・台湾・香港は、リピーター層の観光ニーズが地方に分散しているため、多言語対応の遅れている地方に訪れた際、【スタッフとの会話が通じない】ことに不満を感じたものと推測します。また、キャッシュレス化の進んでいる中国では【電子マネー決済】への不満も高いことが分かりました。
※40%以上を赤、20%以上をオレンジ、10%以上を緑に色付け
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タイの人の日本旅行での不満は、1位が「交通費」。タイは交通費が安い国なので、日本を訪れると非常に高額に感じるでしょう。続いて会話や道路標識といった言葉の問題。そして地震等の災害が続いています。日本は地震の多い国、津波で大きな被害をうけた国というのは、多くのタイ人が知っています。
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