|
|
タイはまだまだ多くの模倣品や海賊版が売られているように、著作権侵害に対する意識は低い国です。タイ警察は、度々ナイトマーケットなどで模倣品や海賊版の取り締まりを行なっていますが、一向に減る様子がないように感じます。
そんな中、人気キャラクター・ドラえもんを象ったゼリーを販売した、タイ北部チェンマイに住む女性・ティパワンさんに、罰金1万バーツが科されたと話題になっています。「著作権侵害は違法!罰金は取られて当然!」というのも当然正しいのですが、今回の出来事については疑問に残る部分も少なくありません。
ティパワンさんによると、そもそもドラえもんゼリーは、販売目的で作ったものでなく、友人へのプレゼントとして個人的な趣味で作ったもの。それをSNSにアップすると、「ぜひケーキを2つ買いたい」という連絡があったのだとか。それが2019年4月19日のことでした。
「どうしてもと言うなら」ということで、ティパワンさんは注文を受けました。価格をそれぞれ290バーツと390バーツとし、前払金として340バーツが入金されたため、翌日20日の約束の時間に、警察署の前のカフェまでドラえもんゼリーを届けたのです。
ティパワンさんは20日になっってドラえもんゼリーを届けたところ、待っていたのは警察官。ドラえもんのキャラクターの無断使用で著作権侵害であることを指摘され、罰金1万バーツが科されることになったのです。
・警察に通報したのは注文主?
・注文主はドラえもんゼリーは販売用でないことは聞いていた?
・警察はその事は把握しているのか?
ドラえもんゼリーを販売したことで著作権侵害となったことは間違いありあせんが、なんともモヤモヤする奇妙な出来事です。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=370126877044766&set=pcb.369392843784836&type=3&theater
関連記事