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一口にタイ料理といっても、レストランで食べるような洗練されたものから、豪快な屋台料理や、家庭で食べられる懐かしい素朴なものまで様々です。そんな中でも、タイの家族にスポットを当て、かあさんの作った家庭の味を紹介する料理本『タイかあさんの味とレシピ』が、誠文堂新光社2019年5月7日(火)に発売になります。
日本人を魅了している、タイ料理。
東京都内だけでも数百軒ものタイ料理店がひしめき、毎年代々木公園で開催される「タイフェスティバル」には、2日間で約30万人が来場。「タイ料理を食べるためだけにタイに行く」という人も多いほど!
ガパオ炒めやトムヤムクン、グリーンカレーなどに代表されるように、
日本では濃厚かつガツンと刺激的でスパイシーな印象ばかりが強調されがちなタイ料理ですが、
現地の家庭で食べられているタイ料理には、まだ日本では知られていないメニューも実はたくさんあるんです。
おなじみのトムヤムクンひとつ取っても、かあさんの出身地や家族の背景によって
味も見ためも材料もまったく違うことだって珍しくなかったり。
そんなタイ家庭料理の“いろいろ”をご紹介したくて、北から南までタイ全土を周り
各地の料理上手なかあさんたちに、いつものおうちごはんを作ってもらいました!
テーマは「ファミリーの背景」から生まれた「家族を結ぶかあさんの味」。
華僑の夫と結婚したタイかあさんが作る、中華系タイ料理の味。
バンコクで生まれ育った後、海外で長く暮らしたかあさんを支えた、母直伝の味。
3軒先までの庭先を訪ねれば新鮮な食材が手に入るタイ北部、自然豊かなチェンマイの味。
恵まれた土地ならではの豊富な魚介とマレーシアの影響を受けた独特の食文化が交差する、南タイかあさんの個性豊かな味。
かあさんたちが、毎日家族に作っている豪快かつちょっと大雑把な家庭料理を
そのまま教えてもらったので、通常のレシピ本とは少し使い勝手が異なります。
「これで合ってるの?」と不安に感じる瞬間もあるかもしれませんが、自分だけの“おいしい”を発見できればそれで成功なのが、家庭料理のいいところ。
計量はしない、入れる材料も日によって少しずつ変わるけど
「いつもとちょっと違っても、家族のために作ればそれがウチの味でしょ」
と、笑顔で語るタイかあさんを見習って、自分流にアレンジしながら楽しんでみてください。
そして、それぞれのかあさんとその家族の物語を通して、タイの文化も感じてほしい…。
タイのかあさんたちが家族に注ぐどこまでも深い愛情に触れることで
タイという国の一面を知り、タイにより近づくきっかけに…。そんな思いが込められた一冊です。
【目次抜粋】
はじめに
料理の前に
ふたつの国が出会って生まれたタイ中華の味 ムイかあさん
バンコク生まれ、元気かあさんのヘルシーな味 トウックかあさん
地元の新鮮な食材がカギ! タイの古都、チェンマイの味 キアオかあさん
家族みんなを幸せにする南タイかあさんの味 モンかあさん
ファミリーを支えるのは母に習った故郷の味 プンかあさん
地元野菜をたっぷり使うチェンマイ家族の優しい味 ナーイかあさん
ちょっと一息豆知識「タイ、台所あるある!」「トムヤムいろいろ。」「タイかあさんの食材調達事情。」
ぶらり、市場歩き。
タイ「定番食材&調味料」ダイジェスト
調味料、どこで買う?
バンコクへタイ料理トリップ おすすめホテルをピックアップ!
インデックス(種類別)
インデックス(食材別)
【著者プロフィール】
白石 路以(しらいし・るい)
日本でライターとして活動した後、バンコクに移住し現地で3年間暮らしながら、タイ各地の料理を学ぶ。帰国後は取材のため1年の半分をバンコクで過ごしつつ、日本で唯一のタイ料理専門ライターとして活動中。『タイ行ったらこれ食べよう!』(誠文堂新光社刊)などタイ関連の書籍等を手がける。
【書籍概要】
書 名:タイかあさんの味とレシピ
著 者:白石 路似
仕 様:A5判、192ページ
定 価:本体1,500円+税
配本日:2019年5月7日(火)
ISBN:978-4-416-51933-2
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