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タイで在日朝鮮人を保護するのは日本大使館!?

2019年4月5日 配信

在日朝鮮人とは、日本に在留する朝鮮籍の人々のこと。当然日本人ではないため、海外に出れば日本は無関係となり、万が一の時に彼らを保護するのは、韓国大使館であると勝手に思っていたのですが・・・。



パタヤ日本人会PJAニュースは2019年4月4日、バンコクで日本人3人を監禁して逮捕され、勾留中のルンピニ署内で死亡した黄健一(ファン・ゴニル)容疑者(当時27歳)が在日朝鮮人であると伝え(日本の報道では韓国人です)、在日朝鮮人の問題に韓国大使館が動いたことに疑問があると伝えています。

日本人監禁事件に続報、在日朝鮮人に韓国大使館が動いた疑問|PJAニュース

タイの各報道では、黄容疑者の対応に韓国大使館が動いたとありますが、パタヤ日本人会PJAニュースによると、タイでは通常在日朝鮮人を保護するのは日本大使館であり、韓国大使館が動くのは異例としています。

タイで在日韓国人・朝鮮人を保護するのは日本大使館!?

在タイ日本大使館・領事館

韓国大使館が在日朝鮮人の事件で調査を依頼したというのが、かなり異例な対応であることです。

そもそもタイの現状で言うと、在タイ韓国大使館は通常、在日朝鮮人の保護は行いません。これは本事件で黄健一容疑者が死亡した際の日本のメディアでも、「韓国大使館の保護があるはず」と誤った内容が多く報じられており、意外と実情が知られてないと筆者も気になっていた点でした。

在タイ韓国大使館が在日朝鮮人の保護をしないために、タイで在日朝鮮人の方がパスポートを紛失しただけでも、在タイ韓国大使館では、その保護要請すらも対応されず途方に暮れてしまうのです。

では、そのような場合はどうする方法があるのか?というと、そのような際に在日朝鮮人を助けてくれているのは、日本大使館なのです。

日本大使館は、在日朝鮮人で韓国籍の人にもきちんと保護を提供してくれており、このような際は日本大使館に行かないといけないというのは、タイのビザ業者などでベテランなら多くの人が知っている現状です。日本大使館は、本当に優しい対応をしてくれていると思います。

以上のように、タイでは在日朝鮮人の保護は日本大使館が行なっており、韓国大使館は保護要請すらも対応しないとのこと。在日朝鮮人は韓国人ではないので当然といえば当然ですが。

パタヤ日本人会PJAニュースは、在日朝鮮人の保護を日本大使館が行なっていることはビザ業者など多くの人が知っているしていますが、外国籍の方を日本大使館が保護するというのは不思議な感じですね。

在日朝鮮人の方の中には、韓国籍を取得して在日韓国人となる方も多いようで、もしかしたら黄容疑者の家族が韓国籍を取得し、そのため韓国大使館が対応をしたということもあるのかもしれません。また日本の報道では、黄容疑者は韓国人となっています。黄容疑者が死亡したことも含めて、非常に興味深い事件です。

なお、在日韓国人は韓国大使館でパスポートを取得できますが、在日朝鮮人は入国管理局(法務省)で「再入国許可書」を発行してもらい、海外旅行に行くことになるのだそうです。(参考  意外と知られていない?国籍「韓国」と国籍「朝鮮」の違いについて|VISA NEWS

 

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