|
|
タイの総選挙関連の続報です。2019年2月8日にウボンラット王女をタイ首相候補として擁立し、同日夜のタイ国王陛下からの声明を受けて擁立を取りやめた、タクシン派政党の一つのタイラクサチャート党の「今後」が取りざたされています。以下、タイ現地大手英字メディアのバンコクポストの記事をお伝えします。
■Thai Raksa Chart’s fate unclear(タイラクサチャート党の運命は?)|Bangkok Post
上記報道によると、ウボンラット王女をタイ首相候補として選挙管理委員会に提出したタイラクサチャート党には、王女の首相候補擁立取りやめ後も、その違法性の指摘が続いており、今後の情勢は不透明な状況が続いています。
この違法性の指摘は、王女の擁立発表直後から行われていたものです、詳細は以下のPJA NEWSの昨日の記事をご覧下さい。
■タイ国王が王女の首相候補を容認せず、親軍政党は違法性を指摘
2月8日夜のタイ国王陛下の声明発表を受けて、タイラクサチャート党はウボンラット王女を首相候補に擁立することを取りやめていますが、親軍政党の一つである人民改革党は引き続き、その違法性を問題として提起し、選挙管理委員会に問題を調査の上で、選挙委員会が違法だと信頼できる証拠を得た場合は、憲法裁判所にタイラクサチャート党の解散命令を求めなければいけないと主張しています。
このため、今後のタクシン派政党の一つであるタイラクサチャート党の行方は不透明な状況が続いています。
報道されている概要は上記の通りです。
タクシン派政党がタイ王女を首相候補に擁立したというニュースは世界的に大きな衝撃を与えましたが、その後は国王陛下の声明が即座に出されるなどして、現在は鎮静化に向かっています。
PJA NEWSでは引き続き、今後の選挙関連のニュースも続報の予定です。
関連記事