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46歳のオーストラリア人の女が、2019年1月14日にタイから友人に向けて送ったメーセージ。「助けて!」「タイでイミグレに拘束された」「電話を取り上げられ、話はできない」「メディアや大使館に伝えて」。
メッセージを受け取った女の友人はメディアに連絡をし、その後、様々な媒体でニュースとして取り上げられました。きっとニュースを見た多くの人が、先日のサウジアラビア人女性がバンコク・スワンナプーム空港で拘束された事件を連想し、「またか!」と思ったに違いありません。
オーストラリア人の女は美容観光ツアーで働き、フリーのジャーナリスト、写真家を自称。女の家族によると、女は仕事と休暇のため1年間を海外で過ごした後、1月8日には帰国する予定だったそうなのですが・・・。
実は女が拘束されていた理由というのがオーバーステイ。しかも111日間のオーバーステイという非常に悪質なものでした。先述のサウジアラビア人女性とは全く違って、完全に自己の責任だったのです。とんだお騒がせでした。女は近くオーストラリアに強制送還される予定です。
なおタイでのオーバーステイの罰金は1日500バーツ。長期に渡るオーバーステイの場合は、入国拒否となります。
☆出頭した外国人の場合
1.1 滞在許可最終日より数えて90日を超えて滞在した外国人は、タイ出国後1年間は入国不可
1.2 滞在許可最終日より数えて1年を超えて滞在した外国人は、タイ出国後3年間は入国不可
1.3 滞在許可最終日より数えて3年を超えて滞在した外国人は、タイ出国後5年間は入国不可
1.4 滞在許可最終日より数えて5年を超えて滞在した外国人は、タイ出国後10年間は入国不可
☆逮捕された外国人の場合
2.1 滞在許可最終日より数えて1年を超えない滞在をした外国人は、タイ出国後5年間は入国不可
2.2 滞在許可最終日より数えて1年を超えて滞在した外国人は、タイ出国後10年間は入国不可
年齢が18歳になる前にタイを出国する外国人には適用されない
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