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株式会社エフ・コードは、タイ国際航空の運営する航空券予約サイト(URL:https://www.thaiairways.com/)へ、2018年7月よりWeb接客ツール「f-tra(エフトラ)CTA」を導入したことを発表します。
これにより、タイ国際航空は国内並びに国外におけるキャンペーン旅行予約の促進、並びにSNS会員の新規獲得を実現させました。
【エフ・コードの海外事業とタイ航空】
2006 年の設立後デジタルマーケティングにおいて業績を重ね、2013 年に SaaS 事業を開始したエフ・コードは、2015 年に海外事業を開始しました。タイ政府の投資認可「BOI(Board Of Investment)認可」を取得後、翌年には現地事業を本格的に開始。以降、バンコク・香港・ジャカルタを中心としてアジアの企業に広くプロダクトを提供して参りました。東南アジアにおける重要拠点と位置付けるバンコクにおいては、タイの各企業との取引実績を積み重ねており、この度タイ有数の大企業のひとつであるタイ航空ウェブサイトへの「f-tra CTA」導入へと至りました。
【Web 接客ツール「f-tra CTA」とは】
エフ・コードが提供する Web 接客ツール「f-tra(エフトラ)CTA」は、Web サイトに数行のコードを埋め込むだけで、ユーザーの行動に基づき適切な情報を適切なタイミングで提供することが可能です。伴走型ツールとしてツール活用のための運用コンサルティングまで一貫してサポートを行っているため、「f-tra CTA」を導入した企業では最低限の工数で施策を実施することができます。
日本国内では、2018 年 7 月より「f-tra CTA」の拡張性をさらに高めた「CODE Marketing Cloud(コードマーケティングクラウド) 」の提供を開始し、タイをはじめとする海外企業への導入も順次進めています。
【「f-tra CTA」導入背景】
タイ航空の運営する航空券予約サイトでは、世界各国の顧客を対象にチケットを販売しています。チケット販売の対象者によって使用言語が異なるため、Web サイトはユーザーの使用言語によってページが表示されるようになっており、現在 37 か国の各言語に対応しています。タイ航空ではどの国のユーザーにとってもさらに使いやすく訴求しやすい Webサイトへの改善を意図し、現在デジタルマーケティング施策に注力しています。特に、来訪者が快適に情報を得て迷わずチケットを購入できる Web サイトにすること、そして社内工数の面から Web 施策の効率化を重視していました。
この施策において必要とされるのは、ユーザーの使用言語ページごとにその言語のオファーバナーを表示し分ける機能であり、検討の結果この設定を管理画面から簡単に行える Web 接客ツールの採用を決定しました。
タイ航空が数ある Web 接客の中で「f-tra CTA」を選定した要因としては、上記機能のほか、運用支援やシナリオ設定まで任せられる伴走型ツールであること、またアジア各地での導入実績があること等が挙げられます。
【「f-tra CTA」活用内容と成果】
「f-tra CTA」は、Web サイトへの訪問回数や流入経路を把握するとともに、Web サイトへの訪問回数・滞在時間・閲覧ページの内容等、Web サイト内の行動も細かく把握した上で Web サイト来訪者を細かくセグメント分けします。
Web サイト来訪者が位置するセグメントに応じてユーザーに訴求する情報を定義し、適切な情報を提供します。現在タイ航空では、約 60 以上もの web 接客シナリオを設定し、運用をしています。
運用例A)
「f-tra CTA」を活用することで、Web サイトへ来訪しているユーザーの使用言語ページに合わせたポップアップバナーを表示することが可能です(セグメント方法:URL 指定)。タイ航空では、各国用のキャンペーンページへの誘導を図るためにこれを実施しています。結果、本キャンペーンは月間でポップアップバナーによりのべ約 100 万人に訴求することができました(2018 年 8 月 1 日~8 月 31 日)。
運用例 B)
「f-tra CTA」を活用することで、Web サイトを訪問し、タイ航空への興味を深めたと思われるユーザーとの関係を強化することが可能です。タイ航空では、来訪してから一定のページ数を遷移したユーザーに対して、現在稼働中のFacebook でのつながりを促進する施策を行いました(2018 年 8 月 1 日~8 月 31 日)。
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